地域ボランティアさんに教えていただきながら植えたサツマイモ、今年は暑さのせいか、畑の雰囲気がいつもとは違いました。
待っても、待っても、葉っぱが茂ってくる様子がなく、ツルも伸びてくる様子がありませんでした。
それでも、子どもたちは、もう少しお水をあげたら大きくなるのではないか?草が多かったから栄養がいかなかったのではないか?草を抜いてしばらくすれば、きっとお芋が出来てくる・・。と楽しみに待っていました。
例年通りとはいきませんでしたが、なんとか収穫の時期を迎えた11月29日(金)、ボランティアさんと一緒にみんなで芋掘りをしました。
芋掘りといえば,手袋にスコップを思い浮かべる方もみえるかもしれません。しかし,本園では,土の感触・匂い・芋の質感など,五感を通して様々なことを感じて欲しいと,子どもたちは素手で芋掘りをします。
なかなか、顔を出さないお芋めがけて一生懸命に掘る姿があり、数は少なくても、自分で掘れた充実感でいっぱいの子どもたちでした。
芋掘りの後は、ボランティアさんとのお別れ会。これまでお世話になったボランティアさんと最後の触れ合い。一緒に焼き芋じゃんけんをしたり、小さかった頃に好きだった遊びを教えてもらったりしました。小学生になったらしてみたい大胆な遊びやメンコなどの昔遊びの様子にびっくりしていました。
触れ合いが終わると、お礼に心を込めて歌のプレゼント。
寂しいけれど、これまで助けていただいたことや温かな眼差しを思い出に、最後は花道でお見送りをしました。
収穫したお芋は、その日のうちに、園長先生に蒸かし芋にしてもらって、みんなで分けていただきました。
そして後日・・・。なんと、いつものようにお芋が収穫できなかった子どもたちのためにとボランティアの小幡さんから、お芋の差し入れをいただきました。
このお芋、どうやって食べようか・・・。
やっぱり焼き芋が食べたいね~と、4歳さくら組さんと5歳すみれ組さんが小学校の校庭の森に枯れ枝と枯葉を集めに行き、やりたい気持ちを園長先生に伝えました。
その気持ちを受けて、12月18日(水)に幼稚園での焼き芋が決定しました。
前日からすみれ組さんは、芋を洗って新聞紙に巻き、さくら組さんは畑に穴を掘って焚火の準備をし、翌日を楽しみに帰りました。
そして迎えた当日、朝からすみれ組さんは大忙し、乾かしてあった枝と落ち葉を畑に運んで、新聞を巻いておいた芋にアルミホイルを巻いて、準備完了。園長先生が焚火から作ってくれた沖の中に芋を入れて約1時間・・・。美味しいお芋が焼き上がりました。
出来上がりまで何度も見に来てくれたいちご組さんも一緒に、全員で甘くてねっとり、ホカホカのお芋を食べました。
ボランティアさんの温かな気持ちも一緒にいただきましたよ。これまで、ありがとうございました。
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