今年度最後の行事交通安全教室をしました。
交通安全教室は、毎学期ごとに開催し、今回で3回目です。
今回のテーマは、「雨の日の交通安全!」
特に年長すみれ組さんは、うれしい1年生となる日が目の前に迫ってきました。
1年生となると、お家の人の送り向かいは、ほぼありません。
通学団や近所の小学生と一緒に通学します。
憧れの一年生とはいうものの、いつもいつも楽しく通学できるとは限りません。
重いランドセルを背負い、暑い日も、寒い日も、風の強い日も、そして雨の日もあります。
特に雨の日は、傘をさして、長靴を履いて、長い道のりを歩いて通学することになります。
そこで、今日はすみれ組子どもたちに焦点を充てた、雨の日の交通安全について学ぶ会にしました。
まず最初は、全園児集まって、もう一度正しい道の歩き方を学びました。
みんなの大好きなケンちゃんも参加してくれました。
交通指導員さんから紙芝居「赤ずきんちゃん」をしてもらい、4つの大切なことを確かめ合いしました。
さくら組さんも、いちご組さんも真剣にお話を聞いていて、指導員さんから
「3歳児さんがホントに大きくなって、しっかりお話を聞く子が多くなったことにびっくりしました」
「さくらぐみさんは、だんだんお兄さんお姉さんの感じになってきましたね!来年がたのしみですね!」と、お褒めの言葉をいただきましたよ。
さて!いよいよすみれ組さんの実地訓練です!
交通防犯課から準備してもらった一人一つのランドセル。
そのランドセルの中に1年生の標準的な重さを想定するために絵本を5冊いれました。
「え~こんなに重いの?」と、リュックサックの通園かばんしか持ったことのない子どもたちからは驚きの声、声、声。
ともあれ、カッパも着て、傘をさして、準備は万端な様子の子どもたち。
さあ!始まりました!
ところが!容赦ない雨に見立てたシャワーに「え~!」「え~!!」と、予想以上の雨に思わず「ぬれるやん!」「べちゃべちゃになる~!」との声。
(雨の日は濡れるんです。傘をさしていても、さし方によっては、体も濡れるんです!)
しかも、道路を横断する際には、『止まって安全確認右左右!』
ところが、大変!子どもたちは、雨と傘に気を取られ、ぬかるんだ道を歩く『歩きにくさ』に目はおのずと下ばかり見てしまう・・・。
先程学んだ交通通安全の基礎基本が、どの子もすっ飛んでしまっていました。
これが実際の公道であったとしたら!
交通安全が身についたとは思えない予想以上の子どもたちの姿に、これは大変だ!と、次は傘をたたんで、もう一度道路の渡り方から、やり直して学び合いました。
玉垣小学校区の子どもたちは、ほとんどのこどもたちが通学団に参加させてもらって、一年間登園してきましたので「大丈夫だろう~」と、私も思っていました。
しかし、今回の子どもたちが戸惑う姿に、通学団では、地域の方や高学年の小学生にいかに守られて毎朝登園させてもらっていたのかを痛感するとともに、感謝のきもちでいっぱいになりました。
そして、今回この交通安全教室を交通防犯課と交通指導員さんの協力を得て開催でき、子どもたちの実態を再確認できたことは、とてもよかったと思いました。
子どもたちも、「こんなはずじゃなかったのに・・・」と思った子も少なくはなかったと思います。
おまわりさんからは、「一年生になるまでに、必ず、お家の人と一緒に通学路を歩く練習をしてくださいね!」と、宿題をもらいました。
交通安全は、家族みんなで気を付け合い、注意し合い、そして「自分の命は自分で守る」を意識し、全うできるようになってほしいと思います。
どうぞ、この機会に今一度お子さんと一緒に、交通安全について話し合ったり考え合ったりしてみてはいかがでしょうか。
本ホームページの画像及びすべての情報について,無断で転載・頒布することを禁じます。
© 鈴鹿市立玉垣小学校