幼児期の子ども達は、ごっこ遊びが大好きです。ごっこ遊びとは、いわゆる、お母さんごっこ、お店屋さんごっこ、ヒーローごっこなど、何かになりきって遊ぶ再現遊び・模倣遊びです。
ごっこ遊びは、1~2歳の頃から始まると言われていますが、成長とともに、楽しみ方が変わっていきます。
年長の時期になると、既成のままごとのごちそうでは物足りなくなってきて、より本物らしく、リアリティを求める姿が見られるようになります。
今、うめ組(年長)の子ども達は、ラーメン屋さんごっこを楽しんでいます。
友達との間で、イメージを共有しながら、遊びに必要なものを自分達で作ろうと試行錯誤して遊んでいます。
紙を切ったり貼ったり、丸めたり、廃材を使ったりして、「本物みたいに作りたい」「より本物に近いものを作って遊びたい!」という気持ちが見られます。
「ネギも入れたほうがいいんじゃない?」「そうやな!」「緑の画用紙を丸めて切ったら、本物みたいになるんちゃう?」「それ、わたしがつくるわ!!」「卵も入っとるな。」「チャーシューもいるやん!」
「ぼくは看板つくろかな~。ラーメンの絵描くわ!」「じゃあ、ぼく、らーめんって字書こうかな。」
ラーメン屋さんを頭に思い浮かべて、友達と相談しながら、どんどんとイメージが膨らんでいきます。自分のやりたいこと、得意なことなど、役割を分担して遊ぶ姿も見られています。
あれやこれやと試しながら、最後には、とても美味しそうなラーメンができ上がりました。
積み木を並べてカウンターや調理台、お金を払う所もつくり、立派なお店もできました。
開店するとすぐに、お客さんが食べに来てくれましたよ。今度は、小さい組さんも食べに来てくれるといいですね。
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