6月20日、6年生が事例を通して身近な人権問題について考える学年集会を行いました。スマホやタブレットで友だちと写真を撮る機会は多くなってくると思います。しかし、相手の許可なしに勝手に撮影することはもちろん、それを許可なく他者に送信したり、アプリを使って加工したり、SNS上にアップしたりすることは大きなリスクが伴い、場合によって取り返しのつかないことに発展する場合もあります。また、友だちと遊んでいたはずが、些細なことがきっかけで嫌がらせになったり、いじめにつながったりすることもあります。自分とは直接関係ない場合であっても、それを見て盛り上がったり笑ったりするということも珍しくありません。6年生は2学期の神戸中学校区人権フォーラムに向けて、日々の学習の中で人権ついて考える機会は多くなってきます。特に6年生は学校の中心的存在として1年生の世話(遊び・給食や掃除の手伝い)のほか、集団登校、委員会活動など、学年の枠を超えた学校生活の中で多くの人とかかわる場面が多く、日々の教育活動全体が人権教育といえるでしょう。
河曲小学校では、「自ら考え、学び続ける子の育成~一人ひとりが考えをもち、伝え合い、学び合う授業を通して~」をテーマに、国語科を中心に授業研究を進めています。その中でも特に、「きく」という部分に重点を置いて研修を進めているところです。日常生活における「聞く」も大切ですが、授業時間における「聴く」ということも学校生活では、とても大切にしています。授業時間には、教師の話を聴くというほかにも、友だちの話を聴くという時間が毎時間、必ずあります。友だちがどのような言葉を使って、どのような考え方をしているのか、それはどのような理由からきているのか、ということをしっかり「聴く」ということは、相手を思いやっている証拠であるといえます。つまり、「聴く」は学習能力だけではなく、「道徳的」な力でもあるといえます。
「この学校に『ありがとう』があふれるようにしていきます。」「だれもが来たいと思えるような河曲小学校に少しずつ近づけるようにがんばります。」「元気いっぱいあいさつができる学校にしたいです。」「河曲小学校をいじめのない平和で元気な学校にするためにがんばります。」「河曲小学校をあいさつでいっぱいの学校にしていけるようにがんばります。」これは、前期児童会役員の言葉です。児童会役員を中心に6年生は、1年生のお世話や、入学式、運動会の準備、プール掃除など、6年生が中心となって河曲小学校を引っ張ってきてくれました。最近教室を回っていると、授業の準備が遅れていたり集中力がなかったりする場面が見られ、さすがの6年生も少し気が緩みがちになっています。
今回の学年集会でも集中して自分の意見を出し合っている姿はさすが6年生といった感じでした。運動会が終わりましたが、これからも河曲小学校のリーダーとして、在校生の模範として引っ張っていってくれる姿を期待しています。
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