5年生のこどもたちと先生とで造っていた学校田が、ついに完成しました。5月20日の記事で、水が抜けにくくする作業についてはお伝えしました。その作業はうまくいったのですが、もともと砂地の土地だったため、稲が根を張る柔らかい泥の層がありません。そこで、担任の先生たちで話し合い、関係団体からの支援金等から費用のめどを立て、黒土を買いに行って田んぼに入れ、課題を解決していました。実に、素早い行動でした。
「本来ならば、この課題もこどもたちに考えさせたかったのですが、苗がいい状態のうちに植えさせたかったので、自分たちでやりました。」と先生たちは少し残念そうに話していましたが、先生たちの行動から、こどもたちはしっかり学べると思いました。「目の前の課題に対して、あきらめることなく対応を相談し、すぐに協力して実行する」先生たちが、そういう姿でいることを、校長として本当に嬉しく感じました。
そして、23日(金)に、5年生のこどもたちで田植えを行いました。2度目の田植えなので、手際もよく、きれいに植えられていて感心しました。
稲作は、この後も様々な作業が続きます。次に直面するであろう課題に、こどもたちや先生がどう向き合って乗り越えていくか、楽しみに見守りたいと思います。
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