◇9月29日◇PTA家庭教育学級で「子どもの生と性」について学びました

9月29日(金)、PTA家庭教育学級が開催されました。今回は、助産師の鈴木さんから、「知っておきたい子どもの生と性」というタイトルでお話を聞かせていただきました。

小学校での性教育として、保健体育で心と体の成長の様子、理科で人の誕生について学習しますが、世界ではもっと包括的に性教育を捉えているそうです。お話を伺って、「人間関係」「人権、文化、価値観」「ジェンダーの理解」「暴力、同意、安全」「健康と幸福」「人間の身体と発達」「セクシャリティと性的な行動」「性と生殖に関する健康」といった内容を、幼少期から継続的に学んでいくことが大切だと感じました。つまり、性教育とは、幸せに生きることを学ぶことなのですね。

子どもの気持ちを汲み取りながら、その身になって聴くことのポイントとして、(1)温かい眼差し、微笑みで、(2)ただ耳を傾ける、子どもが考えている時間を待ってあげる、(3)そのまま受け入れる、(4)求められた応える、それ以上はしない、といったことを教えていただきました。子どもたちが「何を聞いてもいいんだ、怒られないんだ」と感じ、学校もご家庭も「できるだけきちんと答えてあげる」ことで、子どもが安心して相談できる存在になることが、性教育を進める基盤であることも教えていただきました。これらは、性教育のみならず、すべての教育に通じることだと思います。学校やご家庭が、子どもたちにとってそのような場となるよう努めていきたいと思います。

たくさんの学びを与えてくださった鈴木さん、お世話いただきました家庭教育学級の皆さん、本当にありがとうございました。