6月19日(月)、稲生みかん組合さん、学校支援ボランティアさんにご支援いただき、3学年児童がサーキット稲生駅西側のミカン園を見学させていただきました。
学校を出発して30分弱で、ミカン園に到着しました。よく整備された斜面に、手入れの行き届いたミカンの木が青々と茂っていました。木の根元には、もみ殻が撒いてありました。また、春に置かれた肥料(鶏糞)の痕跡もありました。
木を見ますと、直径3センチほどの緑のかわいいミカンの赤ちゃん(実)がたくさんついています。この後、摘果して、適切なミカンの数に調整するそうです。遅れて咲いた白いミカンの花も見ることができました。
そこに大きな虫が飛んできました。ゴマダラカミキリです。農家の方の顔つきが変わりました。このカミキリムシの幼虫がミカンの木に入ってしまうと、木は一気に弱り、枯れてしまうのだそうです。実際にカミキリムシの害にあい、弱って葉の色がすっかりかわってしまった木も見せていただきました。見つけたカミキリムシは、捕まえて駆除しなければいけません。
ミカン園の山の上には、小屋が立ててありました。いったい中には何があるのでしょう。土手には、細いパイプが立っていました。これは、何に使われるのでしょう。見つけたことから、次々と問題ができてきます。
帰りは、山の頂上から農道を通らせてもらいました。途中、整備の手が入らず、たくさんの木が枯れてしまったミカン畑も見られました。どうして、整備されなくなってしまったのでしょう。
伊勢鉄道の線路のところで、農道は不自然に急カーブしていました。そして、伊勢鉄道の向こうには、道の続きらしきものがありました。これは、何を表しているのでしょう。
今回の訪問で、たくさんの問題を作ることができました。子どもたちが、自分で考え、探求していく学習が楽しみです。秋の収穫時期にも、お邪魔させていただく予定です。
稲生みかん組合さん、学校支援ボランティアさん、お世話くださり、本当にありがとうございました。
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