6月7日(水)5時間目に、全校一斉に授業参観をしていただきました。たくさんの保護者の皆様が、授業の様子を熱心に見入る様子から、学校での子どもたちの生活を日々心配し、関心をもってくださっていることが伝わってきました。
ご家庭と学校とは、子育ての重要なパートナーです。双方の教育を効果的にするには、連携・相互支援が必要で、それを行うためには、信頼関係が何より大切だと考えています。ここで言う信頼関係とは、「任せておいて大丈夫」というものではなく、相互に意見を言い合い、聞き合い、関与し合って、支援し合うというものです。4月以来、たくさんの家庭から学校へご意見をいただき、たくさんのお話をすることができました。教育の個別最適化が求められる時代ですが、子どもと教員の数で言いますと、30人ほどの子どもに対し、1人もしくは2人の教員という関係です。したがいまして、学校はどうしても集団としての道理を優先した指導になりがちです。いただいたご意見から、改めて子どもたち一人ひとりの思いを丁寧に受け止めることの大切さを強く胸に刻ませていただくことができました。また、社会へ出るための準備期間でもある学校で、自分と異なる他者の存在を受け止め、ともに笑顔で生きるために、子どもたちが、考え、学ばなくてはならないこと(即ち、発達段階に応じて、自分→相手→集団→社会全体へと、考える範囲を広げていくこと)についても、意見を交え、共有することができました。こうした日常的に思いを伝え合う「能動的な信頼関係」を、ご家庭としっかりと結べる「開かれた学校」となるよう、今後も努力してまいります。
昨年度までは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、保護者の皆様に学校での子どもたちの学習の様子を見ていただく機会が十分にとれませんでしたが、本年度は、この後も二学期2回、三学期1回の授業参観を計画しています。(日程は、後日、学校からのお便りでお知らせします。)お忙しいとは存じますが、ぜひご来校ください。
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