6月8日朝、校門前の交差点での登校見守りを終えて戻ろうとすると、子どもたちから
「校長先生、ちょっと来てください。」
と声をかけられました。
案内されたのは、校舎北面の溝。そこに、スズメのヒナが落ちて、もがいていました。
「かわいそう。」
「何とか助けて。」
子どもたちの心配そうな声が続きます。
見上げると、校舎1階と2階の間の排水口?のパイプから、もう1羽落ちかかっているではありませんか。
「ありがとう。よく知らせてくれたね。先生が巣に戻しておくね。」
と、子どもたちを教室に戻してから、脚立をかけてヒナをパイプの中に戻しました。
私が脚立を登っているのを見て、何人かの先生や労務員さんも
「どうしたのですか。」
と見に来てくれました。
随分高いところから落ちたのですから、戻したヒナが無事に育つことは難しいかもしれません。
でも、子どもたちや先生方の、小さな命に対する優しい気持ちがとっても嬉しくて、
幸せな気持ちで校長室に戻りました。
6月8日校長
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