4歳の部屋にいるカニのケースの中を覗きながら、「かわいいな。」「爪が大きいなあ。」「顔みたいやなあ。」と興味を示している子どもたち。
ちょっと触ってみたいけど、はさみに挟まれそうで怖い。
でも、気になる気になる・・。
今日は覗いていた一人の子が「カニは口がないの?」「どこにあるのかなあ?」と、聞いてきました。
教えるのは簡単だけど、子どもたちの興味、関心、不思議、発見を大切にしたくて、ちょっと答えは出さずに一緒に「どこかなあ?」と考えてみました。
ちょっと待ってから「ご飯をあげたら食べるかなあ?」と声をかけ、カニの前にカニのえさを置いてあげました。
すると、静かにカニが動き出し、爪をえさに近づけ始めたのです。
その様子を見逃さなかった子どもたち。「わあ、動き出した。」と、観察が始まりました。
「ご飯をつかんだ!」「食べとる。」「あそこが口や。」「入れとる。」「押しこんどる。」「わあ、全部食べた。」と、見たままを言葉にする子どもたち。
そんな子どもたちの興奮を知っているかのように、カニさんも大サービス。
一粒一粒、つかんでは口に運び、子どもたちに食べるところを何度も見せてくれました。
これって、先生が教えるよりも、図鑑を見せるよりも、きっと子どもたちの学びになったと思います。
「カニの口は、こんなところにあったんだ。」と、知ることができました。
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