発掘ニュース
平成17年度11月

12月5日更新

平田遺跡(第9次)
弓削一丁目
 今回の調査現場は鈴鹿市上水道平田送水所の南東にあたります。宅地造成に伴う発掘調査です。南側の調査区はすでに調査が終わり埋め戻しました。現在,北側の調査区で遺構の掘削作業を行なっています。古墳〜平安時代の竪穴住居・掘立柱建物・土坑と中世の掘立柱建物・土坑・井戸・溝などが見つかっています。12月18日(日)に現地説明会を行う予定です。

南区の作業風景

北区の掘立柱建物
伊勢国府跡(長者屋敷遺跡)第20次
広瀬町字丸内,西野
 調査は終了しています。
 字丸内のA地点では,昨年の第19次調査ほかで確認されている,方画地割の北端とみられる溝を調査しました。今回は19次調査区の西側で,南北の区画施設と東西の区画施設がちょうど交差すると推定される地点を調査区としました。調査の結果として北端の東西溝と南から伸びる南北溝が「T」字状に交わっていることが確認されました。地割の復原では幅12mの街路を想定する説がありますが,南北溝の東側12mの地点ではそれに対応するもう1条の南北溝は見つかりませんでした。
 字西野のB地点では,推定方画地割東端にあたる地点を調査区としました。予想どおり直線的な南北溝が確認されました。ただし,今回の調査区は地割の交点ではないので,地割がこの線までなのかさらに東に広がるのかは今後の課題です。

A調査区全景(西から)

B調査区全景(東から)
伊勢国分寺跡
国分町字堂跡
 伽藍地南東部で新たに見つかった築地塀を追って調査区を拡張したところ,どうやら東西45m,南北30mという小規模な院(区画)を成していることが確認されました。東西の築地塀の中央にあたる部分では側溝が途絶えていて,ちょうどそこに二基の掘立柱が東西に並んでいました。この院に伴う門と見られます。塔院とするには長方形は変ですし,いったいどんな性格の建物が建てられていたのか?また謎が増えました。現地説明会は1月15日(日)に実施の予定です。

築地の痕跡

門の跡

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