発掘ニュース
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平成20年11月分
12月1日更新
伊勢国分寺跡(第35次)
鈴鹿市国分町字堂跡
 講堂基壇の調査区では正面(南面)の中央と東側に取り付けられた階段の基礎部分が姿を現し始めました。基壇を復元整備するための貴重なデーターが得られそうです。
 北東院の調査区ではさらに調査範囲を広げて調査を進めています。また伽藍地南東・南西の隅を確定するための新たなトレンチも開け始めました。
 現地説明会は調査のめどがつく1月後半に開催する予定です。

講堂階段の基礎部分(北から)

講堂南東隅(南から)
伊勢国府跡(長者屋敷遺跡第25次)
鈴鹿市広瀬町
 調査区を拡張したところ,調査区の北および東辺に沿って,東西溝SD315と南北溝SD312が見つかりました。溝は削られ浅いですが,比較多くの瓦や礫を含んでいて,SD310とよく似た状況です。まだまだわからない点は多いですが,これらの溝は金藪の周辺を区画するもので,金藪の一帯が何らかの機能を持った院を構成していたと見られます。とすれば,金藪の高まりは,基壇の痕跡と考えた方が良いのかもしれません。
 これらの成果について,現地説明会を12月20日に開催します。現地の案内図はこちらです。

溝SD312の発掘作業(南西から)

区画溝SD315(西から)
萱町遺跡(第3次)
鈴鹿市神戸八丁目
 調査は11月6日をもって終了しました。メインは幅3mのL字状に曲がる溝で,方墳の周溝と考えています。しかし,溝からの出土遺物は弥生後期・古墳時代初頭の土器片が主で,古墳時代後期の遺物は若干の須恵器・円筒埴輪片にとどまり,性格を確定する決定打が出ませんでした。その他の遺構としては溝が埋まりかけた段階に営まれた7世紀前半の土器溜まりが1か所,さらに鎌倉時代の溝1条と溝内の土坑,そして若干のピットが見つかりました。

調査区全景(西から)

周溝と中世溝(南から)
富士遺跡(第4次)
鈴鹿市国府町こうちょう
遺跡への経路:主要地方道鈴鹿環状線,三交「国府新町」バス停付近
位置情報URL:http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=345147&l=1363049
調査の種類:本調査
調査原因:集合住宅の建築
調査期間:平成20年10月31日〜平成20年12月下旬
調査面積:300u
主な遺構:溝,土坑,竪穴住居?
主な遺物:土師器・須恵器
見  頃:もう少しです。
現地説明会:未定です。
コメント:
 たくさんの土坑(穴)・溝・ピットが検出されています。遺構の性格やのまとまりはよくわかりませんが,それぞれの遺構から黒色土器・古めの灰釉陶器・緑釉陶器および志摩式製塩土器など一般集落ではまれな遺物が結構出土しています。平安時代前期頃の国府に関連する遺跡である可能性が高いと考えています。
 

遺構検出状況

土坑発掘中
一般収蔵庫(過去のニュース)
特別収蔵庫(現地説明会資料)
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