発掘ニュース
 位置情報URLはおおよその位置を示すものです。国土地理院地図閲覧サービス(ウォッちず)にリンクしています。
 
平成20年5月分
6月1日更新
八重垣神社遺跡(第6次)
十宮町
 プール調査区では,南北に走る弥生時代前期の大きな溝がみつかり,大量の土器と石器類が出土しました。
 この溝は,南側において,東西方向の弥生時代後期〜古墳時代初頭の流路(川)に切られていることがわかりました。見つかる順序が逆ですが,この流路は上面を厚い無遺物の砂とシルト層でみごとにパックされていたことと,さらに中世の川に覆われていたために気がつくのが遅れました。なにしろ全体が鈴鹿川による堆積の上にありますから,どこを掘ればよいのか判断が大変難しい調査です。現在,無遺物の堆積層を除去した段階ですが,幅10mほどあります。下層の粘質シルト層には木片が多く含まれているので木製品の出土する可能性も高そうです。
 校舎調査区のほうも検出が進み,中世の川の続きのほか,弥生時代前期・後期そして古墳時代後期の溝,弥生時代中・後期の方形周溝墓・土器棺墓などが検出されています。
 また,これらの成果を見学していただく機会として現地説明会を6月28日(土)に予定しています。

弥生前期の溝(北から)

プール調査区北半(東から)

発掘された弥生後期〜古墳初頭の鈴鹿川(西から)

弥生中期の土器棺墓
国分遺跡こくぶいせき
所在地:鈴鹿市国分町こくぶちょう
遺跡への経路:鈴鹿市考古博物館から北東に500m
位置情報URL:http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=345433&l=1363408
調査の種類:本調査
調査原因:個人住宅建築
調査期間:平成20年5月23日〜平成20年5月29日
調査面積:80u
主な遺構:土坑・溝・ピット
主な遺物:土師器・瓦・陶器
見  頃:終了しました。
現地説明会:開催しません。
コメント:
 住宅建築に先立ち調査を行いました。調査地は,推定国分尼寺の寺域北辺に当たるところです。調査の結果,東西方向の柵列などの柱穴・溝・土坑などが見つかりましたが,残念ながら尼寺に直接結びつく遺構は見つかりませんでした。

作業風景

調査区全景(東から)
門山遺跡・門山古墳群
鈴鹿市平野町
 住宅建築に先立ち調査を行いました。鈴鹿川を望む段丘の端の山林に2基の高まりが残っていて,門山古墳群として登録されていました。今回,確認のためこの高まりの立ち割り調査を行いましたが,埋葬主体や周溝はみられず,古墳ではないことがわかりました。隣接する平野城跡に関する土塁が,土取りによって壊され部分的に高まりとして残ったものかもしれません。ただし,あまり土を積み固めた様子も見られず,また壕も伴わないので断定には至りません。後日,追加の調査を行う予定です。

 門山1号墳とされていた高まり

 門山2号墳とされていた高まり
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特別収蔵庫(現地説明会資料)
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