発掘ニュース
5月5日更新
萱町遺跡
神戸八丁目
個人住宅建築に伴う発掘調査です。調査地は南東に向かって緩やかに傾斜する地形に位置していたとみられ,南に向かって厚くなる黒色土の堆積が見られます。黒色土の下層は自然堆積のもの,上層は古墳時代〜平安時代の遺物を含んでいて,整地された層であることが分かります。遺構は,方形の竪穴住居状の土坑など土坑多数,ピット多数です。出土遺物は主に平安時代前期のもので,土師器が多いのが特徴的です。内面黒色土器や1点ですが緑釉陶器の段皿も出土しました。付近に有力者の住居もあったようです。また,フイゴの羽口やスラグが出土していることから,鍛冶も行なわれていたようです。


調査区全景(中央が竪穴住居状の土坑)。

平安時代の土器を含む土坑。
国分遺跡(伊勢国分寺跡32次)
国分町
こちらも,個人住宅の建築に伴う発掘調査です。伊勢国分尼寺の推定地の中心部であるため,尼寺に関連する遺構の発見が期待されました。現在までに南北方向の溝のほか土坑・掘立柱建物の柱穴多数が見つかっています。しかし,ほとんどが中世以降のものとみられ,直接に国分尼寺に結びつく遺構は今のところ見つかっていません。新採の嘱託職員の研修もかねて行なっているので,先輩の厳しい指導の声が飛んでいます。

調査風景

鉄片・焼土や炭を含む土坑

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