発掘ニュース
 位置情報URLはおおよその位置を示すものです。地理院地図(電子国土Web)にリンクしています。
 この記事は発掘現場の状況をいち早く皆様にお伝えすることを目的としているため,さらなる調査の進展や調査指導の結果により結論が異なる可能性があることをあらかじめお断りしておきます。
考古博物館Facebook・Twitter開設に伴い、本ページの更新は令和元年9月分を持って終了します。

9月1日更新
磐城山遺跡(第12・13次)
木田町
 ようやく梅雨が明けたと思ったのもつかの間、月の後半は秋雨前線にさいなまれ調査できた日数は限られました。でも、この時期は博物館実習やインターンシップの学生さん、社会体験の教員の方などが次々参加してくれるので、現場が華やいでいます。

重なり合う竪穴建物。

遺構を掘る教員のみなさん。

土器の納まった柱穴を掘る実習生。

学生さん遺構略測中。
長者屋敷遺跡(第38次)
西冨田町
 先月から掘っていた長方形の土坑は、奈良時代後半以降のもので土を取った跡のようです。
 新たに、北側の縄文土器を多く含む層を掘り下げたところ、炉跡らしい石組みと、土器が納まった土坑が見つかりました。表土が浅く耕作が深くまで達しているのに、奇跡的に残っていてくれました。掘り方は残っていませんが竪穴住居とみて、周囲の柱穴などを探しています。

奈良時代後半の土坑でした。

縄文土器を含む層を掘り下げています。

石組の炉跡が姿をあらわしました。

土坑から形のある縄文土器が!
8月1日更新
磐城山遺跡(第12・13次)
木田町
位置情報URL:https://maps.gsi.go.jp/#17/34.901252/136.571485/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
調査の種類:緊急発掘調査
調査原因:農地改良
調査期間:(第13次)令和元年7月10日〜令和2年2月28日(予定)
調査面積:(第13次)300u(予定)
主な遺構:溝・土坑・竪穴建物・ピット
主な遺物:須恵器・土師器・弥生土器
見  頃:いつでも
現地説明会:7月28日(日)に発掘体験会を開催しました。
 第12次調査区の西に隣接して新たな調査区が設けられました。発掘体験会に間に合うように表土除去や遺構検出作業をすすめ、7月28日の当日は猛暑の中となりましたが多くの親子連れに発掘の醍醐味を味わっていただきました。本格的な調査はこれから第12次調査と平行して進められます。

遺構検出状況。

発掘体験会。
須賀遺跡(第10次)
須賀一丁目
 調査はようやく終了しました。7月の上旬には遺構の掘削を終え、清掃をして全景写真を撮影すれば完了の寸前までたどり着きながら、7月中は水を抜いてはまた大雨の繰り返しで、ほんとうに大変な現場でした。

写真撮影を待たずにまた水没。

泥だらけの復旧作業。

必死の清掃作業。

ようやく全景写真(南から)。
長者屋敷遺跡(第38次)
西冨田町
位置情報URL:https://maps.gsi.go.jp/#16/34.883396/136.498904/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0
調査の種類:緊急発掘調査
調査原因:砂利採取
調査期間:令和元年7月10日〜令和元年9月30日(予定)
調査面積:550u(予定)
主な遺構:溝・土坑
主な遺物:須恵器・土師器・縄文土器
見  頃:いつでも
現地説明会:未定です。
 砂利採取事業に先立つ発掘調査です。昨年の秋に範囲確認調査を行い竪穴建物とおぼしき遺構を検出していました。調査を始めると竪穴と見ていた遺構は長方形に掘られた土坑で、遺物として須恵器・土師器・瓦などの細片がわずかに出土したのみです。遺構検出時には土坑の周りから縄文土器の破片ばかりが出土していたため、縄文時代の竪穴住居ではないかとの期待もあったのですが、見事にはずれました、ちょっぴり残念です。

竪穴建物ではなく長方形の土坑でした。

 掘削を始めました。
7月1日更新
磐城山遺跡(第12次)
木田町
 調査は続いていますが、梅雨の長雨にたたられて調査はなかなか進展しません。

小さなピットからほぼ完形の土器が。

遺物取り上げの瞬間。
須賀遺跡(第10次)
須賀一丁目
 調査地は、周りの宅地化が進んでぽつんと取り残された水田のため、いったん雨が降ると周囲からも水が集まり完全にプールとなってしまいます。調査員は天を仰ぎつつ排水作業を繰り返しています。

水没した調査区。

掘立柱建物の柱穴を断ち割り。
6月1日更新
須賀遺跡(第10次)
須賀一丁目
 期待された弥生時代の遺構は確認されず、確認されるのは飛鳥時代の遺構・遺物がほとんどです。調査区の中央には土師器や須恵器などの土器をたくさん含んだ黒色土による包含層がぶ厚く堆積しています。下層に幅の広い流路があり、その浅い谷状の地形を飛鳥〜奈良時代に埋め立てて平地にしたことにより形成されたようです。

土坑掘削作業風景。

包含層から須恵器蓋が出土。

井戸を断ち割りました。

のっぺり顔の土馬が出土。
磐城山遺跡(第12次)
木田町
位置情報URL:https://maps.gsi.go.jp/#17/34.901252/136.571485/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
調査の種類:緊急発掘調査
調査原因:農地改良
調査期間:令和元年5月7日〜令和元年8月31日(予定)
調査面積:160u(予定)
主な遺構:溝・土坑・竪穴建物・ピット
主な遺物:須恵器・土師器・弥生土器
見  頃:いつでも
現地説明会:今年も磐城山遺跡を会場に7月28日(日)に発掘体験会を行う予定です。
 平成22年から始まった遺跡北半の農地改良に伴う一連の発掘調査もいよいよ最終段階となりました。例年通りたくさんの竪穴建物が検出されています。

遺構検出状況。

4基以上の竪穴建物が重複しています。
宮ノ前遺跡(第5次)
十宮三丁目
位置情報URL:https://maps.gsi.go.jp/#15/34.889926/136.577525/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0
調査の種類:緊急発掘調査
調査原因:個人住宅建築
調査期間:令和元年5月23日〜令和元年5月31日
調査面積:35
主な遺構:溝・土坑・ピット
主な遺物:須恵器・土師器・弥生土器
見  頃:終了しました
現地説明会:ありません
 個人住宅建築に先立ち擁壁の基礎掘削範囲について緊急発掘調査を実施しました。狭いトレンチ状の調査区ですが、水田の耕作土を剥いだ直下で、古墳時代前期と思われる溝、古墳時代後期と飛鳥・奈良時代に降る土坑などを検出しました。土坑には同じ大きさで南北に並ぶものがあり、うち1基から礎板と思われる板が出土していることから、掘立柱建物の柱穴の最下部が残ったものである可能性もあります。
 遺構検出面とした土層自体も古墳時代前期の土師器を多く含んでいますので、下層にはまだまだ遺構・遺物が眠っている可能性が高いようですが、現状のまま地下保存としました。

調査区全景(北から)。

土坑(柱穴?)から木の板が出土。
5月1日更新
沢城跡(第4次)
飯野寺家町
 調査は終了しました。調査区の南東隅で見つかった建物の床(土間)とみられる黄色粘土による整地層は、2層にわたって確認され、一帯から土師皿や鉄製品(釘・鎹)がまとまって見つかりました。調査は、築城の際の盛土の順序をたどるように掘り進め、築城前の旧地表下まで掘り下げました。下層からは土坑やピットが確認され、須恵器・土師器や山茶碗などが出土し、沢城が築城される以前の古墳時代から鎌倉時代にかけてもこの場所が生活の場であったことが分かりました。

建物の床とみられる整地層

床面から鉄製品が出土

旧地表面まで掘り下げました。
 

調査区東壁の土層断面
種類の異なる土を積み分けています
須賀遺跡(第10次)
須賀一丁目
位置情報URL:https://maps.gsi.go.jp/#16/34.886204/136.587653/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0
調査の種類:緊急発掘調査
調査原因:宅地造成
調査期間:平成31年4月16日〜令和元年6月30日(予定)
調査面積:210u
主な遺構:溝・土坑・竪穴建物・掘立柱建物
主な遺物:土師器・須恵器・弥生土器ほか
見  頃:5月中旬から6月上旬
現地説明会:未定です。
 宅地造成に伴い、道路建設部分について調査を行うものです。調査は始まったばかりで、現在遺構検出作業を進めているところです。土坑や竪穴建物らしき落ち込みや一辺70〜80cmもある掘立柱建物の柱穴などが見つかりはじめています。東に隣接する第6〜8次調査区では弥生時代の前期末から中期前葉頃の方形周溝墓などが中心でしたが、今のところ出土する遺物に弥生土器は少なく、飛鳥時代の須恵器・土師器が主体を占めています。

遺構検出作業風景。

検出された土坑・柱穴
須賀遺跡(第11次)
須賀二丁目
位置情報URL:https://maps.gsi.go.jp/#16/34.887981/136.588039/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0
調査の種類:緊急発掘調査
調査原因:個人住宅建設
調査期間:平成31年4月15日〜平成31年4月16日
調査面積:37u
主な遺構:溝・土坑
主な遺物:弥生土器・山茶碗・常滑焼ほか
見  頃:終了しました
現地説明会:実施しません
 個人住宅にかかる緊急発掘調査です。建物の基礎部分を掘削される深さまでに限って調査しました。検出されたのは幅2m程度の南北方向に走る溝です。黒色の埋土に弥生時代前期後葉から中期中葉までの土器破片がびっしり詰まっています。10数cm掘り下げたのみのため深さは不明ですが、弥生時代の環濠(集落の周りに巡らされた堀)の一部と見られます。先立って実施した範囲確認調査においても、東に7mほど離れて環濠らしき幅の広い溝が確認されています。南側の第2・9次調査で確認された環濠の続きであるかもしれません。
 他に山茶碗や常滑焼を伴った鎌倉時代の方形土坑も見つかっています。

調査区全景(北から:白線は弥生の溝)。

南辺で検出された溝(南から)

中世の土坑を検出(西から)。

北辺で検出された溝(東から)。
4月1日更新
沢城跡(第4次)
飯野寺家町
位置情報URL:https://maps.gsi.go.jp/#17/34.874920/136.569242/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f0
調査の種類:緊急発掘調査
調査原因:個人住宅建設
調査期間:平成31年3月1日〜平成31年4月30日(予定)
調査面積:211u
主な遺構:土塁、土坑、溝
主な遺物:土師器・中世陶器・近世陶器ほか
見  頃:4月中。
現地説明会:未定です。
 調査に着手しました。遺跡は沼沢地内に島状に築かれた平城で、戦国時代の神戸氏の居城で、神戸城の前身にあたるとされています。
 調査地は本丸とされている東西120m×南北60mの楕円形の高まりの西端にあたります。隣接地は平成20年に調査が行われ、3層にわたる整地層が確認され、礎石建物・掘立柱建物・土坑・溝等が確認されています。
 調査では、黒色土と褐色土を積み上げて堤状にして、その内側に土を流し込むように造成していく築城の様子がうかがえます。その他、道路状遺構や黄褐色粘土を貼った整地層なども確認されています。
調査は4月に続きます。

全景、褐色土の層が帯状に見えます。

道路状の遺構
3月1日更新
磐城山遺跡(第11次)
木田町
 北西区北拡張部の調査を続けてきました。中世の方形土坑も掘りあがり、今年度の調査は終了しました。

北拡張部の全景、中央に方形土坑

弥生時代の竪穴住居、炉跡が赤く焼けてます
伊勢国府跡(長者屋敷遺跡第37次)
広瀬町
 26日に発掘調査指導会議の現地指導を受けて、発掘作業は終了しました。
 最後に、東側の溝の幅を調べるために、植栽の間を縫って狭いトレンチを入れました。これで、幅6mもある幅広の溝であることが確認できました。築地や建物基を築造するための採土坑を兼ねているようです。
 また、西側の溝の検出面に出ていた平瓦を取り上げたところ、これまでには確認されていない型式(丸に「井」)の押印がされた瓦でした。

追加のトレンチを掘っています。

東溝のサブトレンチ、瓦が出ています

西溝から押印平瓦が出土

新型式の押印
2月1日更新
国分東遺跡(第4次)
国分町
位置情報URL:https://maps.gsi.go.jp/#16/34.907314/136.572826/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f0
調査の種類:緊急発掘調査
調査原因:市道の側溝敷設
調査期間:平成31年1月10日〜平成31年1月28日
調査面積:31.7u
主な遺構:溝・ピット
主な遺物:須恵器・土師器・瓦・緑釉陶器・山茶碗
見  頃:終了しました。
現地説明会:実施しません。
 市道の側溝敷設に伴うもので、幅40cmあまりのトレンチ状の調査です。溝・ピット等を検出しました。瓦や緑釉陶器も出土しましたが、おもに中世の遺構と思われます。

調査区全景。

調査風景。
磐城山遺跡(第11次)
木田町
 北西区の遺構掘削を進めています。弥生時代の竪穴住居の床面から当遺跡2例目の磨製石鏃が出土しました。また、木田城に伴うものでしょうか中世の方形土坑を掘削しています。

排水溝から土器が出土。

磨製石鏃が出土。
伊勢国府跡(長者屋敷遺跡第37次)
広瀬町
 2条の南北方向の溝が4mの間隔をおいて平行していることを確認しました。西溝は幅約1mであるのに対し東溝は幅3m以上と広く、土を取る目的もあったようです。溝はあまり多くはないものの瓦を含んでおり、押印のある瓦も1点出土しました。方格地割の南東部で確認された荒子東ブロックの西辺を区画する築地か土塁が存在したようです。

幅の広い東溝(左は後世の溝:南から)。

西溝(南から)。
1月1日更新
大下遺跡(第1次)
稲生町
 調査は終了しています。最後に木樋(木管)を取り上げました。蓋部分は断面半円状で外面は縦方向に丁寧な面取りがなされています。身部分は断面コ字状をなしていて、蓋が覆いかぶさるように組まれていました。

出土状況。

丁寧に加工された蓋の外面。

蓋をはずしたところ。

取り上げた身と蓋。
伊勢国府跡(長者屋敷遺跡第37次)
広瀬町
位置情報URL:https://maps.gsi.go.jp/#17/34.885940/136.498829/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f0
調査の種類:学術調査
調査原因:伊勢国府跡範囲確認
調査期間:平成30年12月17日〜平成31年3月3日(予定)
調査面積:100u
主な遺構:溝
主な遺物:瓦
見  頃:1月中旬以降
現地説明会:未定。
 伊勢国府跡の範囲や性格を確認するための年次調査です。今回は政庁とこれまでに確認されている方格地割を持つ北方官衙ブロックの間にも地割の築地や溝があるのかどうかを確認することを目的として、南野南ブロックの西辺築地想定ラインの南延長線上に調査区を設けて掘削を始めたところです。瓦を含む幅広の南北溝らしきものが顔をのぞかせ始めました。

表土を除去しました。

瓦を含んだ溝らしきものが。
磐城山遺跡(第11次)
木田町
 南東区の発掘作業が終わり、新たに北西区の遺構掘削に着手しました。

南東区全景(東から)。

竪穴建物の排水溝が何条も延びます。

12月1日更新
大下遺跡(第1次)
稲生町
 調査は今月末をもって終了しました。セクションも取り払って大溝(環濠?)の全貌がようやく明らかになりました。最下層の粘質土層からはいくつかの木器のほか、加工痕のある木材や木屑がたくさん出土し、木製品の加工が盛んに行われていたことがわかりました。
 さらに、調査の最終段階で大溝の西壁に谷側に排水するための暗渠の木樋(木管)があることが確認されました。古墳時代初頭の木樋遺構としては全国的にも類例は少なく大変貴重な資料といえます。鈴鹿でこんなすごい遺構が出るなんて本当に驚きです。この木樋が、単なる利排水のための施設なのか、それとも首長の祭祀の場である導水施設へと続いているのか、大変気になるところです。

大溝の全景。

大溝の壁になぞの遺構を発見。

なんと暗渠の木樋でした。

木樋と西に広がる水田。
上箕田遺跡(第9次)
上箕田一丁目
位置情報URL:https://maps.gsi.go.jp/#17/34.879277/136.611257/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f0
調査の種類:緊急発掘調査
調査原因:社会福祉施設建設
調査期間:平成30年11月20日〜平成30年10月29日
調査面積:69.5u
主な遺構:溝・土坑(土壙墓)・方形周溝墓
主な遺物:弥生土器
見  頃:終了しました。
現地説明会:開催しません。
 社会福祉法人里山学院さんの施設増築に伴い緊急調査を行いました。土坑2基と溝8条あまりを検出しました。土坑の1基からは弥生時代前期後葉の広口壺が形を保ったまま横倒しの状態で出土しました。土坑の形状と完形土器の出土から土壙墓の可能性を考えています。溝は方形周溝墓の周溝と考えられ2基は確実に存在します。うち1基の周溝からも弥生時代中期の細頸壺が形を保ったまま出土しました。一帯は集落遺跡の東縁にあたり、弥生時代前期後葉から中期中葉にかけて墓域として利用されていたようです。

調査区全景

土坑(土壙墓)から完形の土器が。

方形周溝墓

周溝からも完形の土器が。
磐城山遺跡(第11次)
木田町
 竪穴住居・排水溝・ピットなど遺構の掘削作業を黙々と進めています。やや珍しい遺物としては弥生時代の磨製石鏃が出土しました。また、中世の道路遺構とその両肩に対になる柱穴が確認され、簡易な門が設けられていたことが分かりました。

 磨製石鏃が出土。

 中世の道路遺構。

 道路の両脇に石敷きを確認。

 石敷きを取り除いたら門の柱穴が。
11月1日更新
一反通遺跡(第5次)
上野町
 10月12日をもって調査は終了しました。深い遺構は建物の基礎によって掘削される深さまでしか掘らず、埋め戻して保存しました。成果として、南区では弥生時代中期後葉頃の2条の環濠と土坑墓、および中世の溝1条を検出しました。北区では、南区から伸びる環濠の続きと古代の竪穴建物、平行する2条の中世溝を検出しました。環濠はこれまでに行われた2〜4次調査で検出されているものの続きとみられ、今回の調査区の南東、鈴鹿川に面するおよそ250m×100mの範囲を巡っていると見られます。中世の溝については、遺跡の西方に所在したとされる中世城館高富城に関連する可能性があります。

北区の全景(東から)。黒い部分は環濠の未掘部分です。

南区の全景(南から)。2条の環濠が左手前で重なっています。
大下遺跡(第1次)
稲生町
 調査は大詰めになってきて、急ピッチで大溝(環濠)の掘り下げを進めています。ようやく最下層まで掘りすすんできました。下層はほぼ湛水状態で湧水がひどく、土は青灰色の還元色を呈し強粘質のうえ木質遺物を含んでいるので、掘り進めるのは大変です。土層の断面を観察すると、何度も埋没しては掘り直されたことが良くわかります。

調査区と大溝が見事に重なって大変です。

ようやく底までたどり着きました。

中層から古式の須恵器はそうが出土しました。

古墳時代前期の土師器が大量に出土します。
磐城山遺跡(第11次)
木田町
 他の緊急調査の対応のため休止していた磐城山遺跡の調査を再開しました。現在、夏休み中の体験発掘会の会場にもなった、市道切通しのすぐ上にあたる南東区の遺構検出を終えて、遺構掘削に入っています。

 遺構検出状況(東から)。

 発掘作業風景。
長者屋敷遺跡(範囲確認調査)
西冨田町
 正式な発掘調査ではありませんが、開発に先立つ範囲確認調査も市内各所で実施しています。西富田町の史跡伊勢国府跡の南東側の広い範囲で開発の計画が持ち上がったため確認調査を行うことになりました。今のところ直接国府に関連する遺構は見つかっていませんが、古代の小規模な竪穴建物が確認されたほか、縄文土器や石斧が出土しています。

確認調査の長いトレンチ(東から)。

 竪穴建物を検出。
10月1日更新
一反通遺跡(第5次)
上野町
位置情報URL:https://maps.gsi.go.jp/#18/34.896724/136.552565/&base=std
調査の種類:緊急発掘調査
調査原因:個人住宅
調査期間:平成30年9月10日〜平成30年10月12日(予定)
調査面積:184u
主な遺構:溝・土坑・竪穴建物
主な遺物:弥生土器・須恵器・土師器・山茶碗・常滑焼・鉄製品
見  頃:作業時はご覧いただけます。
現地説明会:未定です。
 個人住宅建築に伴う発掘調査です。遺構検出を終えて遺構掘削に入ったところですが、天候不順のためなかなか進んでいません。今のところ中世の溝・奈良時代の竪穴住居・弥生時代の環濠らしき溝などが確認されています。

中世の溝・古代の竪穴住居・弥生時代
の環濠が重複しています

室町時代の溝が掘りあがり、古代 の
竪穴住居と弥生時代の環濠を掘削中
須賀遺跡(第9次)
須賀一丁目
 9月6日をもって調査は完了しました。調査後半の弥生時代環濠の掘削は、台風や集中豪雨での冠水と壁の崩落との戦いでした。環濠の下層からは出土遺物が少なくはっきりしませんが弥生時代中期の前半ころに掘られたと見られます。当初は断面V字形に掘られ、後に逆台形に掘り直されています。幅は3.3m、深さは最大1.6mほどあり、人が頭まで隠れるほどの立派な堀です。

 調査区の全景(合成写真:南から)
 
 環濠を完掘しました(南から)
寺山遺跡(第8次)
高岡町
 遺構実測を終えて、9月6日をもって調査は完了しました。

 調査区の全景です(西から)
 
 
大下遺跡(第1次)
稲生町
 検出された古墳時代前期の大溝(環濠?)ですが、斜面の再堆積層や土砂採取のかく乱土層を除去していくにつれ、調査区の中に納まるように北西-南東方向に伸びており、延長が50m以上に及ぶことが明らかになってきました。古墳時代前期の集落遺跡として市内ではあまり例のない規模と様相で大変興味深いのですが、これからの掘削作業は大変そうです。

大溝の掘削作業状況です

 土師器の壺の口縁が出土しました
9月1日更新
磐城山遺跡(第11次)
木田町
 台風のため順延となっていた発掘体験会を8月5日に開催しました。とてつもない猛暑の中でしたが皆さん熱心に取り組んでおられました。調査は他の緊急調査を優先しているためちょっとお休みの状態です。

 発掘体験風景

 土器が出てきた!
大下遺跡(第1次)
稲生町
 調査は徐々に南側へと調査区を広げています。第2・3区の下層からは古墳時代前期の大溝がみつかり古式の土師器が出土し始めました。古墳の周溝でしょうか?居宅の環濠でしょうか?期待が膨らみます。

大溝の検出状況

 大溝の掘削始めました

 大溝からの土師器出土

 大溝からの土師器出土
須賀遺跡(第9次)
須賀一丁目
 平安時代の掘立柱建物の柱穴から二彩陶器の小壺が見つかりました。県内では5遺跡ぐらいしか出土例が無いのですが、須賀遺跡からは2例目となります。当遺跡が都との関係が深い遺跡であることを示し、親王領であった須可崎御厨(すかざきのみくりや)との関連がうかがえます。また、弥生時代の環濠の掘り下げを急ピッチで進めています、中層からは後期の土器が、下層からは中期の土器が出土しています。

 二彩小壺の出土

 掘立柱建物群

 環濠の掘り下げに苦戦中

 弥生後期の壺出土
寺山遺跡(第8次)
高岡町
 遺構の掘削作業はほぼ完了して記録作業を残すのみとなっています。土坑(竪穴住居の痕跡?)3基のほか柱穴多数が検出されていますがなかなか掘立柱建物としてまとまりません。

 発掘作業風景

 調査区全景(東から)
8月1日更新
磐城山遺跡(第11次)
木田町
 南西区と北西区の遺構検出が終わったところです。7月29日の体験発掘にむけて準備万端整えましたが、台風の接近のため残念ながら8月に延期になってしまいました。

 南東区(東から)

 北西区(北から)
大下遺跡(第1次)
稲生町
位置情報URL:https://maps.gsi.go.jp/#16/34.825606/136.564286/&base=std
調査の種類:緊急発掘調査
調査原因:道路改良
調査期間:平成30年7月2日〜平成31年10月31日(予定)
調査面積:420u
主な遺構:ピット・土坑・溝・道路遺構
主な遺物:須恵器・土師器・近世陶器
見  頃:作業時はご覧いただけます。
現地説明会:未定です。
 中ノ川左岸の自然堤防上に立地する遺跡です。遺跡の南側には花ノ木明神が祭られていて、延喜式内社である加和良神社の故地であったと伝えられています。この自然堤防付近が古代の奄藝郡塩屋郷の中心地だった可能性があります。
 現在、北側の調査区から順次遺構検出作業を進めているところです。北側の1区では調査区の大部分が近世の道路遺構となっています。陶器の灯明皿がまとまって出土していて、花ノ木明神との関連があるのかもしれません。

 第1区遺構検出作業(北から)

 第2区遺構検出作業(北から)
須賀遺跡(第9次)
須賀一丁目
位置情報URL:https://maps.gsi.go.jp/#17/34.886609/136.588318/&base=std
調査の種類:緊急発掘調査
調査原因:個人住宅建築
調査期間:平成30年7月17日〜平成31年8月31日(予定)
調査面積:90u
主な遺構:環濠・掘立柱建物・ピット
主な遺物:弥生土器・須恵器・土師器
見  頃:作業時はご覧いただけます。
現地説明会:未定です。
 一昨年の春、宅地造成に先立つ発掘調査(第7次)を実施した住宅地において、3軒目の個人住宅建築に伴う発掘調査です。第2次・第5次調査で確認されている弥生時代中期前葉の環濠がこの部分を通っているのではないかと想定していました。遺構検出を行った結果、予想通り調査区の東半は環濠の幅3m以上の落ち込みとなっています。西半は、方形の掘方を持つ柱穴が複数検出され、平安時代の掘立柱建物が重複しているとみられます。調査には三重大学の学生さんも参加していただいています。

 環濠(北から)

 検出した柱穴を略測中(南から)
寺山遺跡(第8次)
高岡町
位置情報URL:https://maps.gsi.go.jp/#16/34.905273/136.580722/&base=std
調査の種類:緊急発掘調査
調査原因:駐車場造成
調査期間:平成30年7月23日〜平成31年9月14日(予定)
調査面積:210u
主な遺構:柱穴・土坑・溝
主な遺物:須恵器・土師器
見  頃:作業時はご覧いただけます。
現地説明会:未定です。
 鈴鹿川左岸の高位段丘上に立地します。遺跡は、弥生時代中期および飛鳥時代から奈良時代にかけての集落遺跡です。また、20基あまりからなる寺田山古墳群が分布し、鈴鹿川を望む段丘端に所在する寺田山1号墳は鈴鹿川下流域最大の前方後円墳です。調査は倉庫の駐車場造成に伴うもので、倉庫建設の際の調査では古墳の痕跡や竪穴建物・掘立柱建物など多数が検出されています。現在、遺構検出を終えたところで、多数の柱穴のほか竪穴建物の可能性がある土坑などが確認されています。

 遺構検出状況(東から)

 調査風景(西から:中央の林が4号墳)
6月1日更新
磐城山遺跡(第11次)
木田町
位置情報URL:https://maps.gsi.go.jp/#17/34.901472/136.570734/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f0
調査の種類:緊急発掘調査
調査原因:農地改良
調査期間:平成30年4月10日〜平成31年3月29日(予定)
調査面積:788u
主な遺構:溝・土坑・掘立柱建物・竪穴住居
主な遺物:須恵器・土師器・弥生土器・山茶碗
見  頃:いつでも
現地説明会:7月29日(日)に恒例となりました発掘体験会を開催の予定です。
 すでに竪穴住居につながる排水溝から多数の土器が出土しています。また、これまでの調査で確認されている古墳時代後期から飛鳥時代にかけての方形区画の、西辺区画溝が見つかるかどうかが関心の的となっています。

 遺構検出状況。

 排水溝からの土器出土状況。
岡太神社遺跡(第7次)
岡田一丁目
位置情報URL:https://maps.gsi.go.jp/#17/34.880545/136.543289/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f0
調査の種類:緊急発掘調査
調査原因:宅地造成
調査期間:平成30年5月7日〜平成30年6月30日(予定)
調査面積:240u
主な遺構:土坑・井戸・柱穴
主な遺物:土師器・須恵器・灰釉陶器・山茶碗・常滑焼・古瀬戸・白磁・青磁・鉄製品・土師質羽釜
見  頃:作業時はご覧いただけます。
現地説明会:未定です。
 宅地造成に伴う道路予定地を調査しています。すぐ東側には式内社岡太(おかだ)神社が鎮座し、これまでの調査でその周辺に平安時代後期から中世にかけての集落が広がっていることが確認されています。これまでに多数の柱穴のほか、円形や楕円形の土坑が重なり合うように掘られているのが確認されています。大部分はごく浅いものですが、なかには1.5m以上の深さに達し井戸として掘られたものもあります。

 遺構検出作業状況。

 連なる円形土坑。

 中央の小さい円が井戸SE0736です。

 井戸SE0712掘削中。
5月1日更新
須賀遺跡(第8次)
須賀一丁目
 4月5日をもって調査は終了しました。南区の下層からは、弥生時代中期前葉とみられる方形周溝墓2基と土壙墓2基が見つかりました。方形周溝墓の周溝埋土からは研ぎたてのようなシャープな刃をした扁平片刃石斧が出土しました。

南区下層遺構完掘。

扁平片刃石斧。
磐城山遺跡(第11次)
木田町
位置情報URL:https://maps.gsi.go.jp/#17/34.901252/136.571485/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
調査の種類:緊急発掘調査
調査原因:農地改良
調査期間:平成30年4月10日〜平成31年3月29日(予定)
調査面積:788u(予定)
主な遺構:溝・土坑・掘立柱建物・竪穴住居
主な遺物:須恵器・土師器・弥生土器・山茶碗
見  頃:いつでも
現地説明会:今年も7月28日(土)に発掘体験会を行う予定です。
 今年も発掘調査が始まりました。表土除去を行い、遺構検出に取り掛かったところです。

 遺構検出作業。
 
4月1日更新
須賀遺跡(第8次)
須賀一丁目
位置情報URL:https://maps.gsi.go.jp/#18/34.886384/136.588238/&base=std&ls=std%7C_ort&blend=0&disp=11&lcd=_ort&vs=c1j0l0u0t0z0r0f1
調査の種類:緊急発掘調査
調査原因:個人住宅建築
調査期間:平成30年3月7日〜平成30年4月6日(予定)
調査面積:187u
主な遺構:溝・掘立柱建物・方形周溝墓・土壙墓・ピット
主な遺物:土師器・黒色土器・須恵器・弥生土器・土玉・石器
見  頃:調査中です。
現地説明会:行いません。
 昨年春の宅地造成の発掘調査(第7次)に引き続いての、個人住宅2棟の建築に伴う発掘調査です。弥生時代の方形周溝墓・古墳時代後期から飛鳥時代にかけてと平安時代の溝・平安時代の掘立柱建物が確認されています。

南区溝掘削作業。

南区上層完掘。

北区掘削作業。

方形周溝墓から土器出土。
磐城山遺跡(第10次)
木田町
 2・3月はほとんど遺構の実測作業でした。3月25日には白鳥中学校歴史英語部の皆さんに調査に参加していただきました。

白鳥中学校生の体験発掘。
 
 
2月1日更新
磐城山遺跡(第10次)
木田町
 新たに西側へ調査区を広げました。

中世の道路側溝と現代の地割溝が重複。

新しい溝から掘り始めます。
1月1日更新
梅田遺跡(第2次)
国府町
 調査は終了しました。土坑およびピット(柱穴)から縄文土器が出土しました。確認されたピットの一部が環状にめぐることから、竪穴建物が存在した可能性があります。

 ピット群

 出土した縄文土器
磐城山遺跡(第10次)
木田町
 全景写真などを撮影して北区の調査は終了し、年末年始のお休みに入りました。年明け早々から新たな調査区に着手する予定です。

西〜東区全景(西から)。

 竪穴建物から紡錘車が出土しました。
12月1日更新
梅田遺跡(第2次)
国府町
位置情報URL:https://maps.gsi.go.jp/#18/34.857117/136.513632/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
調査の種類:緊急発掘調査
調査原因:個人住宅建築
調査期間:平成29年11月21日〜平成29年12月8日(予定)
調査面積:75u
主な遺構:溝・土坑・柱穴
主な遺物:土師器・弥生土器・縄文土器
見  頃:調査中です。
現地説明会:行いません。
 個人の住宅建築に先立つ小規模な発掘調査を行っています。梅田遺跡は耕地整理に際して大規模な調査が行われ。古墳時代〜中世の集落、特に平安時代から鎌倉時代にかけて有力者の居宅が営まれていたと見られます。今回の調査は、その南側で遺跡の辺縁部に位置し、溝・土坑・小規模な柱穴が検出されています。

 調査区全景
 
 
磐城山遺跡(第10次)
木田町
 北区へと調査が進んできました。今月は神戸中学校の生徒さんが職業体験に、河曲公民館定期講座「わたしの町」参加者の皆さんが身近な遺跡に直に触れたいと発掘体験に参加していただきました。

 遺構検出状況。

 河曲公民館の体験発掘。
伊勢国府跡(長者屋敷遺跡第36次)
広瀬町・西冨田町
 9月から調査を行っている6AHE-D区のほかに、新たに方格地割と政庁の中間に6AIB-D区を、昨年度6AIF-F区で検出した方格地割東限溝を南に延長したライン上に6AKB-C区の2調査区を設けました。
 6AHE-D区で検出した遺構は先の南北溝のみでした。位置と振れがいまいち合わないことから、方格地割の溝とするにはためらいがあります。
 6AIB-D区については幅1mの南北溝を延長23mにわたり検出しました。この溝は検出した位置とその振れから、まさに方格地割の幅24mの中央大路の西側溝の延長にあたり、政庁へとつながっていると考えられます。ようやく政庁と方格地割(北方官衙)を結びつける確実な遺構を確認することができました。
 6AKB-C区については、耕作による削平も著しく溝等の遺構は検出できませんでした。

 6AIB-D区中央大路の西側溝

 6AHE-D区の南北溝。
11月1日更新
磐城山遺跡(第10次)
木田町
 引き続き調査を行っていますが、2度の台風で水没してしまったり、市内の範囲確認調査がひっ迫して調査員や作業員を振り分けたりで、あまり進んでいません。
萱町遺跡(第4次)
神戸八丁目
 調査は終了しました。古墳の可能性がある溝。飛鳥時代ごろの大型円形の土坑。古代の竪穴住居2棟、中世の掘立柱建物・溝・土坑などが検出されました。 。

 調査区全景(北から)

 調査区全景(南から)
伊勢国府跡(長者屋敷遺跡第36次)
広瀬町
 9月に着手した6AHE-D調査区での検出遺構が溝1条と期待に反してあまりにも少なかったため、新たに調査候補地から2か所ほどを選定して地権者と交渉しているところです。11月から調査を再開します。
10月1日更新
磐城山遺跡(第10次)
木田町
 引き続き調査を行っています。今月も中学校の生徒さんが職業体験で発掘に参加してくれました。

 竪穴住居検出状況。

 中学生の職業体験。
岡田南遺跡(第4次)
位置情報URL:https://maps.gsi.go.jp/#18/34.880875/136.547820/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f1
調査の種類:緊急発掘調査
調査原因:個人倉庫建築
調査期間:平成29年8月31日〜平成29年10月14日
調査面積:24u
主な遺構:溝・土坑・竪穴住居・柱穴
主な遺物:土師器・常滑焼
見  頃:終わりました。
現地説明会:行いません。
 倉庫建築に先立つ小規模な発掘調査を行いました。古墳時代の南北溝がみつかり、ここから土師器台付甕が出土しました。また、古代のかまどを伴う竪穴住居1棟がみつかりました。土層断面の観察から床面が2層あり、建て直しが行われているとみられます。

 調査区全景

 土師器台付甕の出土
萱町遺跡(第4次)
神戸八丁目
位置情報URL:https://maps.gsi.go.jp/#18/34.887035/136.583472/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f1
調査の種類:緊急発掘調査
調査原因:個人住宅建築
調査期間:平成29年9月20日〜平成29年10月31日(予定)
調査面積:74u
主な遺構:溝・土坑・掘立柱建物・竪穴住居
主な遺物:須恵器・土師器・山茶碗
見  頃:もうすぐ終わります。
現地説明会:行いません。
 個人住宅建築に伴う小規模な調査です。遺跡は鈴鹿川右岸の中位段丘上に位置していますが、調査区の北側には谷状の地形が入り込んでいて、その埋土にも土器が含まれています。古墳時代後期のものと見られる大きな土坑・溝、古代の竪穴住居、そして鎌倉時代の掘立柱建物・溝等が見つかっています。

 遺構検出状況

 竪穴住居と土坑
伊勢国府跡(長者屋敷遺跡第36次)
広瀬町
位置情報URL:https://maps.gsi.go.jp/#17/34.885271/136.495798/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f1
調査の種類:学術調査
調査原因:
調査期間:平成29年9月5日〜平成29年11月30日(予定)
調査面積:300u
主な遺構:溝
主な遺物:瓦
見  頃:まだまだです。
現地説明会:未定です。
 国府政庁と北方の官衙ブロック(方格地割)間の空白域とされている範囲での確認調査です。表土を除去して、遺構検出に取り掛かったところですが、いまのところは細い南北溝1条が確認されているのみです。予想されていたことですがこの範囲の遺構密度はきわめて低いようです。

 重機により表土を除去しています。

 南北溝。
9月1日更新
磐城山遺跡(第10次)
木田町
 中区の遺構掘削に入っていますが、この夏は雨が予想以上に多かったこともありあまり進んでいません。とはいえ、学芸員の実習や教員の研修など若者の参加が多く、発掘現場には賑わいがありました。

 中区発掘作業風景

 教員の現場作業体験
8月1日更新
須賀遺跡(第7次)
須賀一丁目
 調査は終了しました。調査区の南半には弥生時代前期の土器を含む黒色粘質包含層が堆積しています。その上面では平安時代のものとみられる掘立柱建物を検出しました。包含層を掘削していくと弥生時代の溝や土坑が現れてきます。注目の遺構としては、底の両端に棺の小口板を立てるための溝状の掘り込みを持つ長方形をした土壙墓が複数見つかりました。

 調査区南半完掘状況。

 掘立柱建物を検出。

 土壙墓。

 土壙墓。
磐城山遺跡(第10次)
木田町
 中区の遺構検出作業が完了し。発掘体験会に備えて西・北区の表土除去と遺構検出を行いました。7月29日の体験会では朝方の雨やその後の猛暑にもかかわらず熱心に作業をしていただき誠にありがとうございました。

 西区遺構検出状況。

 発掘体験会。台付甕が出た!
7月1日更新
須賀遺跡(第7次)
須賀一丁目
 調査は調査区の南半に移っています。30pほどの包含層を掘り下げながら遺構検出を進めています。調査区の中央部分では、すでに掘り終った大溝に並行するような北東から南西に流れる溝(流路)が検出されています。古代において、このあたりが集落と南側の耕作地(低地)との境にあたるのかもしれません。

 方形周溝墓全景(調査区北半)。

 溝(流路)を検出。
磐城山遺跡(第10次)
木田町
 作業の都合から100uほどのブロックに分けて調査を進めています。東の調査区は掘り下げがほぼ完了し、中区の遺構検出作業へと進んできました。複数の竪穴建物が見つかっていますが、とびぬけてでっかい竪穴建物の壁溝があり、すごく気になります。

 遺構検出状況(中区)
 
 
6月1日更新
須賀遺跡(第7次)
須賀一丁目
 上層の遺構が徐々に掘り上がってきました。飛鳥時代とみられる竪穴住居,平安時代の溝・ピット多数を掘っています。作業の進行に伴って下層の方形周溝墓らしき溝なども徐々に判明してきました。

 平安時代の大溝

 竪穴住居の下層には方形周溝墓らしき溝。
磐城山遺跡(第10次)
木田町
位置情報URL:https://maps.gsi.go.jp/#17/34.901252/136.571485/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
調査の種類:緊急発掘調査
調査原因:農地改良
調査期間:平成29年5月22日〜平成30年3月31日(予定)
調査面積:500u
主な遺構:溝・土坑・掘立柱建物・竪穴住居
主な遺物:須恵器・土師器・弥生土器・山茶碗
見  頃:いつでも
現地説明会:7月下旬に発掘体験会やります。
 今年も発掘調査が始まりました。また多数の竪穴住居と柱穴多数が検出されています。また今回の調査区には南北方向の中世の道路遺構が通っています。

 中世の道路遺構

 検出された竪穴住居。
念仏山遺跡
国分町
位置情報URL:https://maps.gsi.go.jp/#16/34.905097/136.567698/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
調査の種類:緊急発掘調査
調査原因:個人住宅建築
調査期間:平成29年5月8日〜平成28年5月30日(予定)
調査面積:74u
主な遺構:ピット
主な遺物:なし
見  頃:行いません
現地説明会:行いません
 個人住宅建築に伴う発掘調査です。県道を挟んで東側には大鹿廃寺の名で知られる白鳳寺院や古代の豪族居宅かと思われる密集した掘立柱建物群が確認された南浦遺跡が存在します。念仏山遺跡の調査は今回が初めてで,南浦遺跡とは一体の遺跡とみられるため関連遺構の検出が期待されました。しかし,遺構の残りはあまりよくなく,若干のピットが検出されたのみでした。

 遺構検出状況。
 
 
5月1日更新
須賀遺跡(第7次)
須賀一丁目
位置情報URL:https://maps.gsi.go.jp/#18/34.886384/136.588238/&base=std&ls=std%7C_ort&blend=0&disp=11&lcd=_ort&vs=c1j0l0u0t0z0r0f1
調査の種類:緊急発掘調査
調査原因:宅地造成
調査期間:平成29年4月10日〜平成28年7月30日(予定)
調査面積:393u
主な遺構:溝・土坑・竪穴住居
主な遺物:須恵器・土師器・灰釉陶器・山茶碗・勾玉
見  頃:7月頃
現地説明会:未定です。
 宅地造成工事に伴う発掘調査が始まりました。西に隣接する土地で平成23年に第6次調査を行い、弥生時代の方形周溝墓から平安時代の建物まで多数が見つかっています。まだ、遺構検出の途中ですが、古代の包含層・竪穴住居・溝とピット多数が見つかっています。

 古代の包含層とそれを切る溝。

 竪穴住居。
伊勢国府跡(長者屋敷遺跡第35次)
 遺物整理(出土瓦の洗浄)がようやくすべて終わりました。平瓦の凸面(下面)に朱線がついたものが数点見つかりました。軒先瓦は用いられなかったものの、柱等は朱塗りが施された建物であったことが分かりました。

 朱が付着した平瓦。
 
 

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