

| 更新 2008.7.3 |
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「あなたは,子どもから『みんな持っとるで,携帯電話かって』と言われたらどうしますか?」 1「初めに」 最近の青少年を巡る状況では,携帯電話やパソコンのインターネットを介したいじめ(ネットいじめ)や出会い系サイト等を利用して被害にあう青少年が増加している。それを防ぐため,保護者や青少年への情報モラル教育の取組が大変関心を寄せている。そして,携帯電話やインターネットを活用する人が今後も増え続ける状況は続くものと予想され,青少年が被害者となるだけでなく,加害者となることも増加するものと考えられます。そこで,今回は小・中・高学生に携帯電話は必要かについて語って見たいと思います。 2「今,神戸小や市内の小学生や中学生あるいは高校生は何%ぐらい携帯電話を持ってるか? 平成19年7月の鈴鹿市教育委員会の生活実態調査によると,携帯電話の所持率は,小学6年生で約28%,それが,中学1年生では62%,そして,中学3年生で78%となるなど,子どもへの携帯電話の普及率は大変高くなっています。ちなみに7月1日現在の本校4年生約26%,5年生約22%,6年生約25%,4〜6年全体では約24%となり,市内の傾向に比べて若干数ポイント低い数値が出た。ついでに,今持っていな人に「いつになったら欲しいですか?」と聞いたら,圧倒的に「中学生になったら欲しい」が72%であった。その他「高校生になったら欲しい」が15%で,頼もしいなと思ったのは,「自分が働くようになってから持ちたい」 が7%もあったし,「ずーともたないつもり」が2%あったことです。 3 携帯電話の何が問題か? ○お金の無駄遣いつながる ○保護者の目の届かないところで,子どもの内緒ごとがつくりやすい ○保護者の目の届かないところで,こどもが良くないことや非社会的なことをしていてもなかなか気付かない。 ○犯罪に巻き込まれるリスクを負う ○いじめや中傷サイトに手を染めてしまう可能性がある ○3分ルールや5分ルールで「携帯依存症?」となり,集中力や心の安定を損なう危険性がある。(3分ルールとはメール受信して3分以内に返信しないと「仲間外れにされる」らしい。だから,お風呂まで携帯をビニール袋に入れて持って行ってメールの送受信を行うそうである) ○マナーの悪いものは公衆の面前で人の迷惑も考えずに自分勝手に振舞ってしまう 4 保護者はいかに対応すべきか? @保護者は子どもたちにお金を稼ぐ大変さを教えるべき 「自分の子どもにだけは損をさせたくない」子を持つ親は,おそらくこのように考える。だから,わが子から携帯が欲しいと言われると,たとえ自分自身がこの新しい機械を使用したことがなくても,子どもに買ってやる。また,子どもが首を縦に振らないから,あまり悪い携帯は買うわけにもいかない。プラスの面からみれば,子どもと保護者の連絡に便利だともいえるが,保護者はみな子どもの意のままになりがちである。保護者は子どもに足りない思いをさせたくないのだが,子どもは保護者にお金を払わせてもなんとも思わない子が多いのだ。だから,「お金の大切さは言わなくてもわかるだろう」ではなく,「我々は身を粉にして一生懸命働いてその結果のお金であり1円でも無駄にはしたくない」とはっきり言うべきだと思う。 A保護者は子どもに財務管理を学ばせるべき 保護者がお金を稼ぐことを理解していない子どももいる。ある,大学の先生によると10歳前後の子どもはまだ,お金を稼ぐ行為について正確な判断ができないだろうという。15,6歳で経済学の基礎的知識を理解し,一定の自立能力ができたら,保護者は財務管理を教えるべきだ。お金の使い方ばかり知っていて,お金を稼ぐ難しさを知らないようにさせてはいけない。 B親と子どもが話し合って家庭のルールづくりを心がけましょう ○インターネットや掲示板に自分の住所・氏名・電話番号・メールアドレスなどを書き込まない ○出会い系サイトにアクセスしない ○トラブルに巻き込まれたら,身近な大人にすぐ相談する ○掲示板やチャットに悪口を書き込まれても相手にしない ○広告メールや勧誘メールは相手にしない ○インターネットで物の売り買いをする時は,大人の許可を得る (資料出典,警視庁「少年のインターネット利用に関する調査」(平成17年度,18年度) 5「小学生に携帯電話は必要か?」 結論,「ある条件を満たした人以外は,必要でない」と思う。基本的には必要ない。1986年に初めて携帯電話が世に出て,爆発的に普及してきたが,それまでは,なくても不自由していなかったからです。なくても済んだからそのような時代に戻ったらという極端なことを言うつもりはない。しかし,自由に自分勝手に使わせていたら「危険ですよ!」。便利さを差し引いてもルール違反やマナー違反及び中傷メールや出会い系サイトなど良くないことだらけです。 小学校・中学校・高校に携帯を持ちこませない持たせないことを政府の指導方針及び学校の指導方針並びに家庭の指導方針としてルール作りをしていかないと日本は大変なことになってしまうような気がします。 「ある条件を満たした人」とは,保護者の責任で,使ってもいい金額・使用のルール(使用時間,周りの人への心づかい,場所や時及び場面をわきまえた使用,中傷メールの禁止など)・使用許可も使用停止の権限は保護者にあることの確認・などの携帯電話の使用上の約束事を事前にしっかり話して「親子の契約」ができた人だけ,条件付きで許可してもいいと思う。子どもにそのようなことを言いきれない親は持たせるべきでないと思う。そのような子どもの「不幸が見えている」からだ。 今こそ保護者・学校関係者・政府が本腰をあげてインターネットと携帯電話の使用方法について厳しい規制とルールづくり及びその指導に本腰をあげる時が来たと思う。 平成20年7月2日作成 |